版画家・雅徳と銅版画家・もとのギャラリー兼工房・2969.
いつか版画のアジトを作りたいと考えていた
奈良公園からもほど近い場所にギャラリー兼工房の2969.(フクロク)はあります。版画家・雅徳さんと銅版画家・もとさんの2人が、いつか版画のアジトを作りたいと話していた夢が、2019年に物件と出会い現実することに。しかし、いざというタイミングでコロナ禍に突入。リノベ中のトイレの便座が品薄で手に入らないなど、幾多の困難に直面することがあったようです。しかしコロナのおかげでオープンを急ぐこともなく、時間をかけ不要な設えを取払い、壁に貼るタイルを焼いて作ったりと、自分たちの手でとても愛着があるお店を作ることができオープンさせました。
「生きている子、そしてもう虹の橋を渡ってしまったねこたちを含め、ねこの眼が持つ優しさや力強さ、毛の流れや柄、そしてその子がいつもすぐそばにいるような作品を、版画の持つ独特な白と黒のコントラストで表現しています。」版画家・雅徳
「元々ペン画やアクリル画を描く活動をしていた中で雅徳さんと出会い、銅版画に本格的に取り組むようになりました。コロナ禍前は欧州や北米、メキシコなど各国の版画のコンペに参加し、銅版画と並行して最近は陶器にねこの絵を描くこともあります。」銅版画家・もと
写真/横山君絵 文/伊藤努
■Information■
奈良県奈良市高畑町723-3
@2969_nara
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