海外猫探訪 ドイツ・シュプレーヴァルトの猫
緑豊かな癒しの庭に現れる癒しの存在
ドイツといえばメルヘンなお城やロマンチックな街並みが残る古都。食いしん坊の方ならビールやソーセージ、バームクーヘンを思い浮かべるかもしれません。しかし、今回訪れたドイツ東部のシュプレーヴァルトは、そんな都市型の生活とは少し縁遠い緑豊かな田舎町。19世紀に建てられた農家の家では、数匹の猫がゆっくりと暮らしていました。
ユネスコ生物圏保護区にも指定されているシュプレーヴァルドは、たくさんの小川と原生林が残る牧歌的なエリア。そんな長閑な地域では数多くの動植物がのびのびと暮らしていて、家庭で飼われている猫たちもその自然を謳歌しています。広大な敷地の中で20種類以上のりんごの木を育てるゲストハウスでは、3匹の猫が出入りしていました。毛足の長いグレーの猫はラッターで、10年前に突如現れたそうで、最初は誰かの飼い猫かと思って近所に聞いてまわったそうですが、世話をしているうちに居ついたので飼うことに。
近所で飼われている猫・キジトラのフレディとジョージー兄弟も遊びにやってくることもしばしばあります。茂みの中から現れたのはお隣のジョージーです。少し恥ずかしがり屋さんなオス猫。この日はサービス精神旺盛で、まるでウチの子のように軒先で寛ぎ、写真撮影に応じてくれました。外には近所の猫が来れるようにごはん用ボウルを置いてるので、彼もおやつタイムにやって来たのかもしれません。
写真&文/鈴木純平
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