ぶらり長崎ねこ散歩
幸運を運ぶ!?尾曲がりねこ
長崎のねこといえば、尾曲がりねこというしっぽが曲がったねこが有名。そもそも長崎は江戸時代の鎖国時、オランダや中国との海外貿易の拠点となった場所です。現在でもノスタルジックかつ異国情緒溢れる古い街並みを散歩するとねこに出会うことも少なくありません。
研究によると長崎県では尾曲がりねこの出現率は全国一位で、尾曲がりねこ率は7割を超えるともいわれています。理由は諸説あるそうですが、江戸時代以前の絵画には描かれていることはなく、江戸時代の1848年ごろに描かれた浮世絵には尾曲がりねこが描かれてることから、江戸時代に海外からやってくる貿易船にねずみ取り用として乗ってきたねこの末裔と推測されています。ルーツも中国やインドネシア、オランダなどとさまざま。また尾曲がりねこは長崎では〝かぎしっぽ〟とも呼ばれ、幸せを引っかけてくるといわれています。長崎でぶらりと街歩きをすれば、尾曲がりねこに出会い幸運を引き寄せられるかもしれません。
写真/横山君絵 文/伊藤努
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