街のおもちゃ屋で過ごす看板猫

街のおもちゃ屋で過ごす看板猫

看板猫でもあり店員でもある人気猫・ニコ

お年玉を片手におもちゃ屋へ遊びに行くのが楽しみで仕方がなかった幼少期。そこにはたくさんのお宝と夢が集まり、どんな夢を家へ持ち帰られるかを想像するたび、ワクワクが止まらず眠りにつけない。そんな心躍る夢の国がおもちゃ屋です。ノスタルジックな雰囲気が漂う街のおもちゃ屋で過ごす看板猫・ニコの様子を紹介します。

ニコは10年くらい前に親戚が保護し迎え入れた猫です。今ではすっかり大きく成長したのですが、性格はおっとりとして臆病な男の子で、子どもには絶対に手を出しません。自動ドアからも出ることなく、日中はラジコンサーキット台で寝たり、お客さんと一緒に商品を選んだりお店で自由に過ごしています。商品が梱包され配達されてくるダンボールが大好きで、中に入ったりスリスリしますが、絶対に商品を傷つけることはないお利巧な一面もあります。ただ、早く動くラジコンは怖いようで、お客さんがラジコンサーキットで遊び始めると自ら移動し、走らせる様子を少し離れた場所から眺めています。

手のかからないニコがお店にいることがきっかけで、お客さんと会話が生まれることも多々あります。そして、家族で来られてもお母さんと子どもはニコと遊び、お父さんがプラモデルを選んでいる様子をよく見かけます。そう考えるとニコはここの店員さんであるのかもしれません。看板猫でもあり、もちろん家族の一員でもあるけれど、家族だけでなくお客さんも含め、みんなを癒してくれる存在なのかもしれません。

写真/横山君絵 文/伊藤努
■Information■
フクシマヤHP

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