お店の守り神・看板猫〝梵〟と〝天〟
動物たちが幸せだったのならば、きっと世界は幸せはず
大正時代に建てられた築100年近い長屋をリノベーションしたコクテイル書房。店内には約600冊ほどの書籍が並び、文学書だけでなく哲学書や美術書、建築や映画まで、新刊書店ではお目にかかることができないような貴重な書籍を販売し、それらにあわせた料理とお酒を味わえる古本屋と飲食店を掛け合わせたハイブリッドなお店です。そしてここには守り神として過ごす看板猫が2匹います。
〝梵〟と〝天〟は高円寺に移転する際に迎え入れました。西武新宿線沿いにある保護猫シェルターから引き取った兄妹ねこです。
インスピレーションで奥さんが梵天様から〝梵〟と〝天〟と名付け、今ではお店の守り神かのように2階でのんびりと日々を送っています。〝梵〟は大雑把だけれどもとても臆病なハチワレの男の子。人から一番遠い場所で過ごし、いつも空調機の上で寝ています。落ちているものを集めるコレクション気質なところは男の子らしい一面もあります。〝天〟は好奇心旺盛な女の子。きっと今日も撮影が気になり、そのうち天窓から覗いてくると思います。いつもは和室の畳でのんびり過ごしていますが、体が小さいわりに〝梵〟に手を出し店中を逃げ回り、とても楽しそうに過ごしています。
猫だけに限らず動物たちがのほほんと幸せに暮らせ過ごせる環境を私たちが提供できるということは、私たち自身が幸せでないとできないと考えてます。動物たちの幸せは人の幸せと比例しているのではないでしょうか。心のゆとりがあるからこそ、動物たちに幸せな環境を提供することができます。動物たちが幸せだったらきっと世界は幸せだと思いますし、そんな世の中になってもらいたいと願っています。
写真/喜多村みか 文/伊藤努
■Information■
東京都杉並区高円寺北3-8-13
コクテイル書房 (koenji-cocktail.info)
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